ラベル オリエンテーリング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル オリエンテーリング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年12月10日日曜日

オリエンテーリングとOMMの関係性

この記事は2017年アドベントカレンダー「今年もオリエンテーリングを語ろう(裏版)」の1つの記事として書いています。

まず、自己紹介します。私は福西佑紀といいまして、2011年に椛の湖インカレで大学オリエンテーリング現役を卒業した後、春インカレを3年連続運営しました。全国同期には昨年までのインカレ実行委員長経験者も多くいます。

私はその一方で2013年からTEAM阿闍梨という団体に所属し、ナビゲーションスポーツの普及活動に関わっています。私を多少なり知っている人は、私のことを運営寄りの人と思っているかもしれません。その認識は実態としてあまり間違っていないですが、ロングディスタンスのM21Aをそれなりの順位で走れるくらいには体力はずっと維持していきたいですね。


さて、近年のTEAM阿闍梨が最も強く関わっているイベントとして、OMM JAPAN(※OMM: Original Mountain Marathon)があります。自分も4年連続で運営スタッフとして携わっています。昨日公開された宮西さんの記事でも参加者視点で触れられていました。
このアドベントカレンダー記事ではこの機会に、今年は過去最多の約1,300人の参加者を集めたこのイベントをオリエンテーリングの視点から俯瞰してみたいと思います。オリエンテーリングに足りないような良いところは取り入れて活用しよう、という感じで。



OMM JAPANとは

OMMの発祥は1968年のイギリスであり、今年は第50回大会のThe OMM(発祥国イギリスでの大会をThe OMMといい、その他各国での大会をOMM Franceなど国名を付けていう)が開かれました。元はといえば悪天候に耐えうるウェア・ギアの販売を促進するために開始されたようです。売り物の需要を自分で作る、素晴らしい戦略です。

日本ではその製品とともにレースコンセプトをノマディクスという会社が輸入して2014年に第1回大会があり、今年までに毎年11月に4回開かれているイベントです。第2回以降11月第2週の週末に開催日が固定されている(はず)なのでオリエンテーリング大会としてはインカレロング・スプリントと被ることも多いですね。

第1回の開催以降トレラン系雑誌でもよく取り上げられ、毎年10名以上のオリエンティアも参加しているのでイベント内容を知っている人も多いでしょうが、簡単に言うと、1/25,000程度の地形図のような地図にオリエンテーリングのようにコントロールが書いてあり、ポイントOやスコアOのようにタイムや点数を2日間合計で競い、その間の夜は指定された場所で野営し、その間に必要な荷物は全て携帯するというイベントです。計測にはペア1名の手首にバンドで取り付けられたSIを用います。これ以上の説明は公式サイトやインターネット上にたくさんある参加レポートなどを見てください。
イベントの競技面全体と計測、安全を支えているのはオリエンテーリング関係者が中心です。


OMMとオリエンテーリングの比較

OMM(イベント)とオリエンテーリングの主な違いをまとめてみます。

1.ペアと個人

OMMはペアでの出場のみに制限されています。山の総合力を試すという触れ込み上、山の中で危険な状態(極度の疲労、脱水、捻挫、滑落、野生動物との遭遇など)になるリスクが小さくないので、その場合でも一定の安全性を確保するために2人での行動が義務付けられているのでしょう。

一方、オリエンテーリングは競技なので1人が基本ですね。ただ、地図読みスキルの低い人が1人で山に放り込まれるのはとても不安だと思います。それがオリエンテーリングをやってみたいと思ってみた人の障壁になっている気がします。知り合いにオリエンティアがいるという人は稀少でしょう。
そのような「ちょっと興味を持ってみた」人が参加しやすいような、ペアオリエンテーリングというクラスも作ってはどうでしょうか?イベントによってはグループクラスもあるにはありますが、ちょっと興味を持った初心者がそのクラスを容易に見つけられるとは思えないですよね。。

2.年1回と月1回

OMM JAPANは年に1回しか開かれません(LITE/BIKEは除く)。準備の負担も理由にはあるでしょうが、結果的に希少性を高めることにもなっていますね。春夏のLITE/BIKE(自転車でも出られる)と比較して、(実際には誰でも出られるのですが、)OMM JAPANが本戦と呼ばれることもあります。年1回しかないからこそ少々遠方でも参加者が集まるという面があり、またアウトドア界隈としては人が集まる→OMMに出る人に会うために出る→人が集まる、という好循環もあるように見えます。

オリエンテーリングは毎週各地で大会が開かれていますね。気軽に行ける範囲で行われる大会は少ないかもしれませんが、年1回に比べれば多いでしょう。オリエンテーリング大会は比較対象が多いので、集客に苦戦することもあるかもしれません。ただ、コンセプトのある大会は人も集まりやすいですよね。他の大会と比較した魅力の創出は大事です。

3.2日間と1時間

OMMは2日間の大会です。ストレートクラスは2日間のタイムの合計、スコアクラスは得点の合計で順位が決まります。その競技時間はロング・ショートなど細かなクラス分けによって異なりますが大体1日5時間~7時間くらいです。オリエンテーリングのレースが基本的には1日ごとの開催で、フォレストなら1時間前後のタイムで終わるとのは対照的です。

オリエンテーリングは慣れた人なら高い速度で走り続けられるので1時間程度でも十分な運動になりますが、初心者は迷って止まりがちですよね。その一方で、1日の時間の使い方を考えた時に、1時間程度で終わってしまうオリエンテーリングのために1日の昼間の大半を費やしてしまうのは何だか非効率な気がする、というのは誰しも1度は感じたことがあるでしょう。会場で知り合いとレース前後で地図談義ができればいいですが、そういう人がいなければムダな時間を過ごしてしまっていると感じてしまうこともあります。1日を過ごすに見合う魅力のあるイベントか、というのはその他アクティビティと比較する時に必要な観点でしょう。

オリエンテーリングのレースを1本走った後、自由に山に戻って復習できるような自由度があると満足度が高くなることも多いと思います。オリエンテーリング特有の公平性、厳格さを求めると許容しにくいかもしれませんが。。

4.縮尺と植生、地図

オリエンテーリングの地図が独自のものであることは皆様ご存知の通りです。OMMは、数値地図をベースに私有地の着色など調整して作製されていますが、基本的には一般的な地形図に似ています。
初心者が初めてオリエンテーリング地図を持つとその正確な表現に驚くことがほとんどで、逆にオリエンティアが地形図でナビゲーションをするとその曖昧さに悩む人が多いです。どちらも縮尺に応じた見やすさを追求して総描された結果であり、両者を特徴づけていると思います。

5.楽しみ方の多様性

オリエンテーリングは基本的に個人のタイムレースであり、結果はほぼタイムでしか出てきません。コース距離に対する時間も(トレラン以上に)一定ではないので、もちろん順位以外の楽しみ方も人それぞれにありますが、順位を競うのが基本です。

OMMではタイムや得点以外にも長時間のレースのマネジメントがあったり、他の参加者とのふれあいがあったり(長時間レースなので皆余裕を持って走っているため可能)して、また常にペアとの行動なので気軽に会話もできます。さらに、1日目と2日目の間の野営の時間(さらに言えば宴会)が楽しみで参加している人もかなりいます。

初心者が楽しめるか、というのはどんなアクティビティでも裾野の拡大には重要な要素でしょう。始めるのに機材が必要だったり、準備が必要だったりすると気軽に参加することは難しいです。OMMはそのレースの特性から必携装備品が多く定められており、参加が難しいと思うかもしれません。ただ、どれも山で快適に過ごすのであれば当たり前に必要なものばかりであり、広く山を楽しむためと捉えれば揃えるのは難しくないでしょう。OMMの開催地は毎年異なるため、その場所の気候やフィールド特性に応じて装備を調整するのも参加者の楽しみの1つになっています。

タイムや得点を追わなくてもその時間と空間を楽しめる空気がある、というのはオリエンテーリングにはない大きな魅力ですし、実際、順位を追い求めているチームは限られた人だと思っています。完走目標のチームも多いです。気質の違いがありますね。



オリエンテーリング普及の視点

地図読みスキルを必要とするアクティビティーにはオリエンテーリングだけではなくロゲイニングやアドベンチャーレース、それこそ街歩きや古地図散歩も該当するでしょう。その中でオリエンテーリングは地図の曖昧さを極力排してタイムレースの競技として成立するようにした、極限のスポーツなわけで、地図読みヒエラルキーの頂点にあります。

頂点にある競技の普及のためにはその裾野を広げるのが必要なのは当然であり、オリエンテーリングの中だけで人を集めようとしても難しいのは事実です。オリエンテーリングの愛好者を増やすためには隣接領域から徐々に興味を持つ人を増やしていくのが妥当であり、隣接領域の普及のために労力を使うのは一定の妥当性があると判断して良いでしょう。オリエンテーリングの隣接アクティビティの1つがOMMであり、オリエンティアが良い順位を獲得してプレゼンスを高めることは、オリエンテーリングへの興味関心を広めることに役立ちます。そこからいかにオリエンテーリングイベントへの参加につなげるかが重要ですね。

OMMでは地図読みが必須スキルであるため、地図読みスキルを向上させたいと思う人は一定数いると思いますが、向上させたいと思う度合いは人それぞれで、そのためにわざわざオリエンテーリングの大会にまで出ようと思う人は少数派でしょう。普通なら巷の書店にたくさん販売されている地図読みに関する書籍や雑誌を読んだり、自分より地図読みができる知り合いに聞いてみるでしょう。

マーケティング理論は詳しくないですが、少し調べた限りでは人々が何かのファンになるまでには
 認知 → 関心 → 検索・調査 → 比較検討 → 購入・参加 → 情報共有
というプロセスを辿るらしく、この全てのプロセスにきちんとアプローチすることが大事です。
 認知   :オリエンテーリングとは地図を持って走る競技だということを情報に触れてもらう
 関心   :オリエンテーリングを(スポーツ・イベントとして)楽しそうと思ってもらう
 検索・調査:調査すれば見つかるだけの情報を提供する
 比較検討 :参加したいと思うだけの(外面的な)魅力をアピールする
 購入・参加:エントリー、参加しやすい環境を作る
 情報共有 :参加した人が周りの人に広めたくなるような体験をさせてあげる

オリエンテーリングが特性として弱いのは比較検討から参加に至るまでの、外面的な魅力をアピールする部分ですね。一般の人には魅力が伝わりづらい。この観点では、@hamauzuさんが最近広めているようなよくできたオリエンテーリング動画を一般向けにも広く活用するのが近道だと思います。

OMMはブランドイメージ作りも大事にしていますし(例:Facebookページ)、参加した人が感想をSNSで広く共有することが自然発生的に行われているので上手く行っていると感じています。


OMMで上位に入るには

やや視点を変えてオリエンティアがOMMに参加しようと思った場合に気になる事項ですが、マウンテンマラソンというだけに、地図読み能力だけではなく走力も重要です。特に2017年大会は走力重視の志向が強いと言われました。また、1人8kg程度の荷物を背負った上で長時間のランになるので、空身で短時間走ることに慣れているオリエンティアにとっては厳しい運動になります。体力面を鍛えるためには、5時間のロゲイニングで大体走れていれば大丈夫でしょう。ただ、入賞するにはそれなりの体力(走力+持久力)が求められます。ストレートの上位クラスならなおさらです。

地図読みの面ではオリエンティアならほぼ問題ないレベルの位置にしかコントロールは置かれないので安心ですが、地図には植生が描かれていないので通りやすいところ、そうでないところを地図から想像する能力が必要になります。慣れればある程度想像がつくようになりますが、小縮尺の地図の曖昧さをストレスに感じるオリエンティアは多いので注意が必要でしょう。


関連イベント

TEAM阿闍梨では、地図読みに興味を持った人のためのオリエンテーリングイベントを開いています。2016年1月に開催されてエリートクラスの完走者が2名(小泉さん・村越さん)しかおらず伝説になった(と勝手に思っている)OMO(奥武蔵マウンテンオリエンテーリング)というイベント。2018年3月にも第3回の開催を予定しています。これまで2回開催していて第2回もエリートクラスの完走は4名しかいないのですが、レギュラークラス含めてOMMのようなナビゲーションの機会を提供するイベントとして人気になっています。

また、東大OLK大会や茶の里いるま大会などではOMMを意識したクラスが昨年から?設けられていますね。同様の参加者層で人気だと思います。オリエンテーリング大会でただコントロール位置が易しめで距離が長めのクラスを作るだけだと広報力、アピール力に欠けるのでいかにオリエンテーリングに不慣れな参加者が楽しく過ごせると思えるような場を作るかがポイントでしょうかね。


まとめ

まとめるほどのことはないですが、OMM JAPANにはオリエンテーリングにない魅力があるからこそ多くの参加者を集めていることは確かだと思います。
オリエンテーリングと同じナビゲーションスキルを用いたイベントとして排他的に思う必要は全くなく、オリエンテーリングをする人はロゲイニングイベントにも地図好きの会合にも何度か参加してみてオリエンテーリングの楽しさを見つめ直してみるのはいかがでしょうか?



2015年5月10日日曜日

ウルトラオリエンテーリング・松本城-善光寺

正式な大会名にはタイトルに【善光寺御開帳記念】が付きます。
(きっと主催者によりブログが発見されることでしょう。)
5月9日(土)、参加してきました。今後5年は開催されないイベントの記録。

金曜日、仕事を溜めながらも終電あずさに乗って松本へ。遅延していたおかげで、八王子駅で夕食エネルギー補給できた。結果オーライ。松本駅到着は24時15分くらい。ホテル泊。あまり寝られず、睡眠2時間。
4時から受付。知っている顔がちらほら。そういう層で100人のエントリー枠が1週間で埋まってしまったようです。天気は曇り、それほど寒くはなく、普通のトレランの格好・装備でスタート。

コースは松本城スタート、善光寺フィニッシュ、道中は善光寺街道をトレースする、距離60km少々。途中CPが40箇所ある。通過証明は写真撮影方式。地図は25000分の1でA4サイズ9枚。地図範囲が次に移る境界のCPあたりは、両方の地図で数キロにわたってオーバーラップしていました。
細かいところでは、シーリングのやり方が初めて見る感じ。ポリ袋の素材はいつものオリエンテーリングのものだけれど、地図左右長辺が熱圧着されていて、その外側を裁断した感じ。どうやったんだろうか。


レース展開を記載しておく。
1 スタート直後から信号待ちが数回あり、人が多い中を抜け出していく。
2 早くも先頭に立つ。もちろんすぐ後ろには人がたくさん。
3 男子ソロ3人(自分、鈴木さん、トレイルランナー)で先頭を引っ張る。
4 走力に勝るトレイルランナーが遅いペースに耐えられず抜け出す。鈴木さんは僕より後方へ。
5 4からの脱出で、撮影班に「先頭の人はあっちの道に行ったよ。」と教えられる。自分はそのまま東の間違った道に進もうとしており、危なかった。途中から先頭は見えなくなった。
6 地図2枚目へ。原峠への登り。後ろから元気に走ってきた中野さんに抜かれる。以後、中野さんとデッドヒートすることになる。
7 峠を過ぎて下り。下りは中野さんより僕のほうが速く、抜き返す。CP回りがトリッキー、というかCPを示す○が道路に重なっていてわかりにくく、少々ロスト。僕のロスは1分半くらいで済んだが、中野さんはその後も探していたようで、離れた。
8 1人でただ走る。
9 前のCPでミスったのか、先頭の姿が150mほど先に見えた。
 第1エイド、Simple Hydrationをザックの腰ベルトに着けていたら腹の調子が悪くなったのでトイレへ。供されていた五平餅まるまる1つをいただく。美味しかった。作った方もそばに居て、喜んでいたような。早朝にありがとうございます。先頭のトレイルランナーはさっさと出て行ったようだ。
10 地図3枚目へ。五平餅を食べている間に鈴木さんと中野さんに追いつかれ、一緒にエイドを出る。脱出直後の宿場町?も風情があっていい感じ。そこから登りで、鈴木さんは再び後方へ、中野さんと自分は競る感じ。自分が先行。
11 立峠への登り。中野さんにほぼ追いつかれるも抜かれず。
12 下りで飛ばし、中野さんに差を付ける。CP12で、私設?エイドがあった。バナナがあったが五平餅の後では重く、オレンジだけ頂いた。
13 このショートレッグで鈴木さんは車道を行かずショートカットしたらしい。
14 自分は問題なかったが、姿が見えないまま先頭を走っていたトレイルランナーは道の脇のCPを見逃して200m以上オーバーランしたようで、彼が探しているところをすれ違った。先頭に立つ。
15 地図4枚目へ。差をつけていた中野さんの姿が後方に見える。ロードの走力では自分が劣る。
16 中野さんに追いつかれる。
17 中野さんと並走。また私設?エイドがあった。しそジュース美味し。木製の善光寺街道青柳宿バッジ?をもらった。
18 住民に応援され、アメを貰った。ホスピタリティ溢れる。途中の大切通しで写真を撮ったら中野さんは惑わされ止まり、差がついた。この辺はロゲ慣れの差が出たか。
19 道の分岐で少々手間取っていたら、中野さんに追いつかれた。並走。
20 並走続く。ここでは自分のほうがCPをやや通り過ぎそうになったが中野さんがカメラを取り出したところで気付き、結果的に問題なし。
21 ロードが続いたため、中野さんが前に出る。
22 地図5枚目へ。中野さんが地図にない道に迷い込み、その間に正しい道を行った自分が先頭へ。
23 最後の峠への登り。頑張る。
24 第2エイドへ先頭で到着。水分補給し、柏餅をいただく。信濃毎日新聞のインタビューを受ける(2分くらい)。中野さんに追いつかれたが、出発は待っていてくれたような…?同時にエイドを出発。
25 道の分岐を間違えて山道に入れず車道へ。少し行ったところで気づいたが、そのまま車道から下って登り返した方が得策と判断。一緒に間違えた中野さんは道の分岐まで戻ることを選択。自分のほうがだいぶ早かった。
26 石畳の下り、脚には結構辛い。
27 姿が見えないまま後方を走っていた中野さんは途中の分岐を見逃し、自分との差が開いたらしい。自分は知るよしもなし。
28 地図6枚目へ。ここからひたすらロードが続くことになる。ロングレッグだがひたすら道なり。独走。
29 独走続く。自分のできる範囲で頑張って走っていた。
3031 地図7枚目へ。ロード独走。
32 31の脱出で後ろを振り返ると元気なランナーの姿が、スタート後これまで1度も姿を見ていなかった、TJAR完走経験者ペアだった。あっという間に抜かれ、そして見えなくなった。
33 赤ルートを辿らなかったほうが早かった。公式第3エイド。しそジュースや漬物や、飯に梅が入っていてそれを揚げたもの?の郷土料理を食す。他にも干しあんずとかもあった。エイド脱出で中野さんと入れ違い。
34 地図8枚目へ。後ろを気にしつつ走る。
35 ついに中野さんに抜かれる。ついていく脚は残念ながら残っておらず。それだけの走力差があったということ。自分のトレーニング不足。早めにフィニッシュが載っている、地図9枚目へ。
36 トップが逃げていった以後、さらに順位が下がらないことを気にしつつ走る。
37 車道の反対側だということは知りつつも横断歩道の存在に期待し、裏切られたので橋の下をくぐる。
38 赤線は善光寺街道なのだろうが、線上に横断歩道がないのはなんだかなぁ。
39 長野駅を過ぎ、歩道に人が多いのでそれを避けつつ。
40 フィニッシュ!上松のりこさんが待っていてくれて、嬉しかったです!

優勝は手にできなかったけれど、楽しいイベントでした。

その後訪れた善光寺には、人があふれていました。

2015年4月4日土曜日

全日本オリエンテーリング大会

先週3月29日は、福島県二本松市で全日本オリエンテーリング大会でした。

前日は二本松駅周辺から霞ヶ城公園を散策し、名物らしい玉羊羹をお土産に購入。玉羊羹はゴムに包まれた羊羹で、楊枝を刺すと一瞬でゴムが割れ、楊枝に刺さった羊羹を食べられる。
玉羊羹を買った玉嶋屋

二本松駅前の像
玉羊羹

霞ヶ城公園

そして、オリエンテーリングのコース設定を学ぶO-forumに出席。コントロールを置いてはいけない場所など知らなかった知識も得て、今後の自分のためになったと思います。
岳温泉に移動して宿泊。夕食はテーブルに乗りきらないくらい(実際乗りきらない)出てきていっぱい食べられて満足。天然かけ流し温泉も適温でした。
ここだけの話、僕は時間をかければ結構たくさんの量を食べることができる。早食いは無理だけど。



朝は岳温泉を散歩。パーマネントコースがあったり、鏡ヶ池があったり、コンパクトだけれど過ごしやすい街だと思いました。

そして、レース。10位以内に与えられる公認大会エリートクラス出走権を目指して走ったけれど、公式には14位でした。給水直後のコントロールで押し忘れてP1だけど僕のタイムより速い人が4人いて実質18位。確実に10位になるには、あと5分速くないといけなかった。
自分がタイムを縮めるには、巡航速度を上げなければいけないのは以下のチャートからも明らか。
単純に巡航速度だけ上げて10位に入ろうと思ったら、117ではなく111くらいは必要。5%の速度アップが必要ということになる。これは例えば1キロ4分(240秒)で走っているなら3分48秒に上げる必要があるということで、簡単なことではない。ただ、オリエンテーリングは平地だけでなく登り下りもあるし、手続きの速度を上げてもタイムは縮まる。特に今回のようなアップの多いテレイン・コースの場合は登りのスピードがタイムに与える影響が大きい。

最近(ここ半年くらい)の自分はオリエンテーリング中のスピードが落ちてきていて、登りも遅くなってきている感覚がある。おそらく、長い距離のレースに対応するために長い距離をよく走っている結果として、スピードのある選手が長い距離に対応できるようになったのではなく、そのスピードでしか走れない体になってきているのだと思う。オリエンテーリングは長くても1時間半くらいしかないので、この時間の間に全力を出し切ることができるような練習が必要だろう。ハーフマラソンを1本走るくらいでは、スピードトレーニングは全然足りていなかったということ。また順位・タイムを狙うときには、こういう点に注意して、最低でも2か月はスピードトレーニングに取り組まなければならないだろう。

全日本大会開催に関するパブコメ(?)がJOAにより募集されている。今回の大会は中高生のボランティアがいたり、(的場さんの力により)速報があったり結構良かったと思う。あとは、スポンサーの広告協力だとか、もっとお金を意識した取り組みも必要なのではないかなと思っている。メディアへのアピールが足りないかな。問題となっている本質とは離れるけれど。

2015年3月10日火曜日

インカレミドル・リレー2014

3月7,8日に愛知県新城市で開催された、オリエンテーリングの日本学生オリエンテーリング選手権大会ミドル・ディスタンス、リレー競技部門の観戦兼併設大会出場に行ってきました。

オリエンテーリングのインカレは2回あり、
スプリントとロング・ディスタンス競技部門は秋に、
ミドル・ディスタンスとリレー競技部門は春に開催されます。当然今回は春インカレの方です。
3月という開催時期は遅く、年によっては4年生の卒業式と日程が重なることもありますが、ほぼ全ての4年生にとっては最後のレースになり、また1年の集大成の大会でもあることから、日本のオリエンテーリング界では最大の盛り上がりを見せます。


自分は大学卒業して以来過去3年間春インカレを滋賀、日光、矢板で運営しており、純粋に観戦し、併設大会に参加するのは今回が初めて。記録は低調でしたが、リレーは母校卒業生のメンバーのみのチーム編成だったこともあり、楽しませてもらいました。


ここから、学生の結果を。
ミドル競技では、秋のロング・ディスタンス競技部門でも優勝した京都大学の松下選手が他の選手に1分以上の差をつけて貫禄の優勝。個人戦二冠となり、日曜日のリレーでも京都大学として優勝すれば同一年度三冠はインカレ史上2人目という快挙が達成される期待が高まりました。


なお、2009年度以来インカレリレー男子では東京大学が5年間で4回優勝し、当然三冠も十分期待できる実力を持つ選手もこれまでいました。例えば自分の同期でインカレロング2連覇を達成した小林遼選手はリレーでも2連覇のメンバーでしたが、ミドルは1位と僅差の2位が最高。(その年は東大の現在の常勝時代の始まりの年でした。)小林選手の翌年から同じくロングを2連覇し、2位を収めたインカレミドルの翌年、ついにミドルも優勝して三冠まであと一歩と迫った結城選手は、リレーのアンカーで逆転されて涙をのみました。今年4年生だったお茶の水女子大学の稲毛選手は2年生時に個人戦二冠、昨年度はロング2連覇とリレー優勝の二冠を達成、そして今年度もロング3連覇と、ミドルの個人戦二冠でした。


インカレリレー男子選手権クラスの展望としては、昨年優勝の東京大学とエース松下擁する京都大学の頂上決戦に、東北大学がどこまで絡めるか、という予想。実際の展開もそのように、3人制リレーのうち2走を終えた時点でもトップ東京大学と2位京都大学の差は十数秒しかなく、3走松下の京都大学の方が優位かと思われました。


しかし! 東京大学はミドルで3位だった糸賀選手が素晴らしい走りを見せ、松下に2分の差をつけて帰還しました!東京大学2連覇達成!最近6年間で5回目の優勝!自分としても後輩の頑張りは嬉しかったです。


リレー選手権女子でも東京大学は女子が少ないながらも入賞一歩手前の7位と大健闘、むしろ躍進。来年は大学女子として初めての入賞が期待されます。インカレサークルとして活動を共にしている大学の中では、立教・武蔵野混成チームが2位相当の特別表彰!長くトップ層に君臨している宮川早穂選手はミドルで強く捻挫し怪我を負いながらもテーピングの上激走して好タイムを記録!素晴らしい結果です。


敗れた後の男子京都大学チームや東北大学チームの姿も遠くから眺めていたのも含め、いろいろなことがあり、とても感動的なイベントでした。これだから、インカレは熱い。




動画と結果はこちら

土曜日、ミドル・ディスタンス競技部門


日曜日、リレー競技部門

2015年1月29日木曜日

オリエンテーリングのラップ解析の見かた

オリエンテーリングのラップ解析(Lap Centerで見られるような)ラップ解析の解釈の仕方について幾人かにメールで説明したものを転載。ご参考までに。

1.
まずは、【レッグ分析】から見るのが分かりやすいです。
ご覧のとおり、右側には各レッグの1位から6位の人のタイムが
並べられています。
そのうち、上位3人のタイムを平均したものが「上位平均」の列に
書かれているタイムになります。各レッグの上位平均タイムの、
全レッグの合計に対する割合が「レッグ長」となります。
(「難易度」は僕もよく分かりませんが、タイムの分散により
レッグの難しさをおおよそ表しています。)

この解析において、上位平均は、ミスをしない理想のランナーが
コースを走った場合の理想のタイムと想定されています。

2.
続いて、【ラップ解析】に移ります。
最上段と2段目は各人各レッグの区間タイム・積算タイムと
その順位なので説明はいらないでしょう。
ラップ上位3人に対する相対値(%)は文字通りの意味で、先ほどの
「上位平均」に対する各人のタイムの比率になります。

ここからがラップ解析の真髄で、
「レースの半分の区間はある程度上手く(ミスせずに)行っている」という
前提のもと、先ほどの各人の上位3人に対する相対値(%)を、
値が小さい(比較的速い)ほうから順にピックアップしていきます。
どれくらいピックアップするかというと、ピックアップしたレッグの
「レッグ長」の合計が50%を超えるまでです。

ピックアップしたレッグがどれかは明確に示されませんが、
ピックアップしたレッグの相対値(%)を平均したものが、
中段に書かれている「巡行速度(%)」になります。
巡航速度は、各人がスムーズに行けば上位に対してどれくらいの
割合のペースで進めるのかをだいたい示しています。

そして、各レッグの「上位平均」のタイムに各人の「巡行速度」を
かけたものが、各人がミスをしなかった場合に出るであろうタイムになります。
そのミスをしなかった場合に出るであろうタイムと、実際のタイムを
比較したものが、「ミスタイム」になります。
全レッグのミスタイムを合計したものを、実際のレースタイムで割ると、
「ミス率(%)」がはじき出されます。

3.
最後に、【チャート】について。
「リアルタイム」チャートは問題ないでしょう。
「上位平均110%相対」は、何回か出てきている「上位平均」のタイムの
110%値に対し、どれくらい遅れているかを示しています。
実際には時間差を見るより、全員同時スタートだったとして、
どのレッグでどれくらい遅れて、何人くらいに抜かれたのかを見たりします。
「巡行速度-ミス率」は見た通りですね。巡航速度、ミス率とも小さい方が速いです。


蛇足ですが、パソコンで「ラップコンバット2」というソフトをインストールして、
Lap Centerからラップデータをダウンロード、解凍して開くと
独自の分析ができたり、チャートを拡大して見たりすることができます。

2015年1月12日月曜日

阿闍梨CUP Stage2 日和田山オリエンテーリング

前の土曜日に、日和田山にて首題のオリエンテーリングイベントを開催しました。
参加者数は3週間前のかわせみロゲには及ばないものの、90名以上。それなりのイベントになりました。
スタート時間を決めないフリースタートで練習会のような大会だったけれども、メイン運営者はTEAM阿闍梨の3名で、無事に成功させることができたことは何より。天気もよかったし。



普段オリエンテーリングをしない人が結構参加してきていた。
ひとえに、利佳さんを始めとするTEAM阿闍梨のこれまでの活動の成果だろう。
オリエンテーリングを潜在的にやりたいと思っている人がそれだけいるということ。オリエンテーリングイベントのスタンスや、広報・アピールの仕方の工夫次第なのかもしれない。

2014年12月21日日曜日

公認オリエンテーリング大会エリートクラス出場資格規則(抄)

まとめると、
・全日本大会の場合は、公認大会Eクラスで一定以上の順位を獲得する必要がある。
・公認大会の場合は、全日本大会Aクラスで10位以内に入るか、
 公認[A]大会Aクラスで5位以内に入るか、公認[B]大会Aクラスで3位以内に入る必要がある。
全日本大会が最もハードルが低そう、な気がする。公認Aはそもそもほとんど開かれないしなあ。

1.全日本大会
1.1 日本オリエンテーリング選手権(ロングディスタンス競技)
(2) 前年度全日本大会(ロング) M/W21E 10 位( 5 位)以内
(3) 当年度公認大会[A] M/W21E 20 位(10 位)以内
(4) 当年度公認大会[B] M/W21E 10 位( 5 位)以内


2. 公認大会(全日本大会を除くカテゴリ A および B の公認大会)
 全日本大会を除くカテゴリ A および B の公認大会を対象とする。

2.1 上期(4~9 月)開催の大会
(2) 前年度全日本大会(ロング) M/W21E 有資格者
(3) 前年度全日本大会(ロング) M/W21A 10 位以内
(5) 前年度 2 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[A]
M/W21E 20 位(10 位)以内
(6) 前年度 4 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[A] 
M/W21A 5 位以内
(7) 前年度 2 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[B]
M/W21E 10 位( 5 位)以内
(E クラスがない場合は最上位のクラス)
(8) 前年度 4 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[B]
M/W21A 3 位以内

2.2 下期(10~3 月)開催の大会
(2) 前年度全日本大会(ロング) M/W21E 有資格者
(3) 前年度全日本大会(ロング) M/W21A 10 位以内
(5) 前年度 2 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[A]
M/W21E 20 位(10 位)以内
(6) 前年度 10 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[A] 
M/W21A 5 位以内
(7) 前年度 2 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[B]
M/W21E 10 位( 5 位)以内
(E クラスがない場合は最上位のクラス)
(8) 前年度 10 月以降、開催 2 カ月前月末までの公認大会[B]
M/W21A 3 位以内

3.適用
・公認大会の後の[ ]内はカテゴリを示す。
・( )内の順位は女性(W)のクラスに適用する。
・順位は、各クラスのエントリ数の 1/2(端数切り上げ)以内の順位までとする。
・順位以内であっても優勝時間の 150%(秒単位に切り上げ)を越えた者は除外する。
・JOA 強化選手の指定は、強化委員会が行う。強化指定による E クラス出場資格は、
強化指定が解除されると効力を失う。
・全日本大会(日本選手権)出場資格の対象となる当年度公認大会については、原則と
して全日本大会申込み締切り日(大会開催日のおおむね1ヵ月前)までに開催される
大会とし、その都度公示する。
・全日本大会を除く公認大会に対するエリートクラス出場資格(E 権)を行使できるの
は、取得した 2 カ月後の月からとする。
・カテゴリ B の公認大会において E クラスを設けない場合、最上位クラスを M/W21A
相当として扱い、2.1 項(7)および 2.2 項(7)を適用する。
・20 歳以下を対象とした A クラスがより上位のクラスと統合されている場合は、20 歳
以下の競技者内での順位を適用する。
・カテゴリ S の公認大会(全日本スプリント大会を除く)については、当面エリート
クラス出場資格を設けない。ただし、主催者は設定してもよい。
・全日本大会が当該年度に開催されない場合、別途、公示する。
・エリートクラス出場有資格者は、JOA が適時公示する。
・エリートクラスへの出場は競技者登録者(一時登録を除く)に限る。
・上記資格を持たない者がエリートクラスに出場を希望する場合には、所属する正会員
の推薦を受けなければならない。可否については、競技委員会が判定する。推薦によ
る出場資格は当該大会のみ有効とする。