1.
まずは、【レッグ分析】から見るのが分かりやすいです。
ご覧のとおり、右側には各レッグの1位から6位の人のタイムが
並べられています。
そのうち、上位3人のタイムを平均したものが「上位平均」の列に
書かれているタイムになります。各レッグの上位平均タイムの、
全レッグの合計に対する割合が「レッグ長」となります。
(「難易度」は僕もよく分かりませんが、タイムの分散により
レッグの難しさをおおよそ表しています。)
この解析において、上位平均は、ミスをしない理想のランナーが
コースを走った場合の理想のタイムと想定されています。
2.
続いて、【ラップ解析】に移ります。
最上段と2段目は各人各レッグの区間タイム・積算タイムと
その順位なので説明はいらないでしょう。
ラップ上位3人に対する相対値(%)は文字通りの意味で、 先ほどの
「上位平均」に対する各人のタイムの比率になります。
ここからがラップ解析の真髄で、
「レースの半分の区間はある程度上手く(ミスせずに)行っている 」という
前提のもと、先ほどの各人の上位3人に対する相対値(%)を、
値が小さい(比較的速い) ほうから順にピックアップしていきます。
どれくらいピックアップするかというと、 ピックアップしたレッグの
「レッグ長」の合計が50%を超えるまでです。
ピックアップしたレッグがどれかは明確に示されませんが、
ピックアップしたレッグの相対値(%)を平均したものが、
中段に書かれている「巡行速度(%)」になります。
巡航速度は、各人がスムーズに行けば上位に対してどれくらいの
割合のペースで進めるのかをだいたい示しています。
そして、各レッグの「上位平均」のタイムに各人の「巡行速度」を
かけたものが、 各人がミスをしなかった場合に出るであろうタイムになります。
そのミスをしなかった場合に出るであろうタイムと、 実際のタイムを
比較したものが、「ミスタイム」になります。
全レッグのミスタイムを合計したものを、 実際のレースタイムで割ると、
「ミス率(%)」がはじき出されます。
3.
最後に、【チャート】について。
「リアルタイム」チャートは問題ないでしょう。
「上位平均110%相対」は、何回か出てきている「上位平均」 のタイムの
110%値に対し、どれくらい遅れているかを示しています。
実際には時間差を見るより、全員同時スタートだったとして、
どのレッグでどれくらい遅れて、 何人くらいに抜かれたのかを見たりします。
「巡行速度-ミス率」は見た通りですね。巡航速度、 ミス率とも小さい方が速いです。
蛇足ですが、パソコンで「ラップコンバット2」 というソフトをインストールして、
Lap Centerからラップデータをダウンロード、解凍して開くと
独自の分析ができたり、 チャートを拡大して見たりすることができます。
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