2017年1月30日月曜日

アドベントカレンダー振り返りその2


次に、25記事に対する個人的感想を。

■オリエンテーリング全体について
1.田中(基)氏:オリエンテーリングはなぜ面白いか
 実際にのめり込んでいる人から見たオリエンテーリングの魅力がまとまっていて、分かりやすい。

4.加藤氏:トロント(および、カナダ)オリエンテーリング事情
 カナダと日本で異なる点が多数ある。個人のオリエンテーリングライフの充実、およびオリエンテーリング界全体の発展のために、取り入れるべき点は取り入れないと。

20.小泉(成)氏:オリエンテーリングのここが変
 経験が浅い人から見たオリエンテーリングの長所短所の一端が分かる。慣れてしまった人はあまり意識しない指摘もあるので、改善すべきところは積極的に改善すべき。

23.加納氏:MTBOからみえるオリエンテーリングの醍醐味
 他競技との比較は参考になる。比較の上で、こうした方が良い、という点が随所に見られるので、良い点はそのままに、改善すべきところは改善しよう。

■競技について
9.宮西氏:月間走行距離50kmでもインカレ入賞する10の方法
 各自の小技だったラン以外のテクニック?がよく紹介されていて参考になる。

12.佐野氏:日々のトレーニング(走ることのすゝめ)
 ランニングの各種メニューが紹介されていて、走力を向上させたいと思う人にとって参考になる記事。

13.三浦氏:アナリシスを書いて、オリエンテーリングに恋い焦がれる。
 アナリシスの書き方の一例であり、他人のアナリシスの方法を知るのは良いことなのでは。

15.和田氏:意地
 主観的に、ライバルを作れば速くなれるのでは、という話。

18.尾崎(弘)氏:大事なレースを走るとき大切にしていること
 良いレースをするためにメンタル面で注意すべきことを自分を事例に紹介しており、共感するところがあった。おまけは秀逸。

21.築地氏:今年度インカレスプリントへの準備
 実際の大会を実例に準備をしたことが書いてあり、結果も出ているので目標レースがある人は大いに参考にすべきと思う。

■運営について
3.小泉(知)氏:練習会を開こう! ~10(8)回練習会責任者より~
 「参加費以上に、開催時期やコンセプトの方が大事である」というのは、大会・練習会を開く上で非常に大事な示唆であると思う。また、練習会を開くための段取りがまとまっていて、参考になる。

17.結城氏:卒業後のインカレ(第1部:もう一つのインカレ、第2部:インカレ運営の記録、最後におまけ)
 第1部はゆるい読み物、第2部は真面目な運営の裏側について、第3部は競技者視点でのアドバイスについて、それぞれ文量も多く非常に読み応えがあって、全体を通じて最も秀逸な記事。

25.小柴氏:追憶 – TORTOISE NIGHT RELAY - 紙風船はたたくと膨らむ
 大会の演出とリスクマネジメントについてよく考えられていたことがうかがい知れる。実際に実施して結果を試すことができなくてさぞ残念だったろう。

■地図について
2.西村氏:地図調査って大変だよ。でも結構やりがいあるよ。
 地図作成者の視点で、どういうところにこだわっているかを知ることができ、興味深かった。

8.坂野氏:ストリートマップ作成と特色表示のすすめ
 OCAD等に関する技術的な話だが、地図を作成しようとする人には非常に参考になる記事かと。

19.中村氏:僕の地図調査史を振り返りながらGPSの話でもしようか
 過去からのGPSを用いた調査の変遷が分かって、読み物として面白い。実際に使うかは別として。

■大会サポート
6.石塚氏:【第1部】実行委員長インタビュー!:全日本リレー裏話~そばっちの真実?~ 【第2部】インタビュー広報のススメ
 かつてのO-newsを彷彿とさせる記事。OK-infoは熱意もいるが、非常に有用なものだと思うので是非頑張っていただきたい。

7.尾崎(高)氏:インカレ動画ができるまで
 映像づくりのTipsが紹介されている。撮影側の気持ちを知り、なるほどと思う。

10.的場氏:LapCenterほか、2016年の報告と2017年の予定
 的場さんにしか書けないが、計算センターや演出に造形が深い多くの人が興味のある話で、面白かった。

■個人史
11.今泉氏:リターンティアになるための十二章 〜いまオリエンに夢中の若きティアのみなさんへ〜
 実例を伴わず、抽象的に書かれている。後々まで何度も読み返せば意味が実感できるのだろう。

14.田中(圭)氏:私がオリエンを始めるまで・東大大会キャラクターレビュー
 文才があり、また全く典型的な女子大生のオリエンテーリングの始め方だと思うので、興味深く読めた。

22.池氏:今にも落ちてきそうな空の下で。-この10年-
 あくまで個人の振り返りと今後の予想、という印象。

24.守屋氏:【大改造!!劇的ビフォーアフター】オリエンテーリングが私をここまで変えました☆
 ぶっちゃけている感満載で、非常に面白い読み物だった。オリエンティアの一例の紹介として。

■その他、記録
5.匿名氏:追いコン練・会長練参加記録
 文才があり、面白い読み物として秀逸だった。古地図オリエンは普通のオリエンティアには興味を持たれないかもしれないが、一ジャンルになり得ると思った。

16.田中(翔)氏:HHC2016 ~インカレロングエリート版~
 結果はともかくとして、HHCの歴史が少し紹介されていたのは良かったのと、過去ロングが多かった時代からスプリントが多くなってきた時代の移り変わりにより、100時間が現実的でなくなっているのを初めて目の当たりにした。



各記事を何かに活かそうとするとき、以下のように分けられると思う。
■オリエンテーリング全体について→オリエンテーリング界、あるいはクラブ・個人の活動を改善したいと思う人が、参考にする
■競技について→主に個人で、あるいはクラブで、取り入れるところを取り入れる
■運営について→運営しようと思う人が参考にする
■地図について→地図を作ろうと思う人が参考にする
■大会サポート→それぞれ、興味ある人が参考にする
■個人史→共感できるものに共感する。あるいは、新人勧誘の参考にする。
■その他、記録→1つの企画、読み物として楽しむ。



で、さらに考察を深めると…というのは、また時間切れなので次回。

2017年1月29日日曜日

ロゲイニングの定義は?

今日はみなとみらいで行われた、走ろう日本プロジェクト?の企画で行われたみなとみらいロゲに妻と参加した。10時スタートの2時間。
元から妻と2時間みなとみらいをジョギングするきっかけが主眼だったのでロゲ自体のクオリティにはあまり期待していなかったのだが、その期待をさらに下回るものだったので記録しておく。

まず、地図はGoogle mapか何かの間に合わせのもの。それを25,000に近い適当な縮尺のものを使用。細かい道や大きな建物も当然載っていない。大通りや水路をどこで渡れるのか分からず、タイムロスすることも多かった。
ポイントの示し方は、丸数字①~⑩で記載。そしてポイントの大体の位置を示している。適当に行って、その場所を探すのみ。
ポイント位置説明は、~~入口前、みたいな形で、特に説明文はなし。面白みがない。
地図配布は適当で、準備ができた人から順次スタート。2時間以上の時間で、各チーム持ちタイムはバラバラ。ただ、この点は楽しく走る企画なので問題ないと思う。
ロゲ終了後、地図とポイント一覧は回収された。営利イベントに勝手に複製した地図を使う、違反を知ってのことだったのだろうか。

普段出場するロゲイニング大会がいかに周到な準備のもとに開催されているか、改めて実感してしまった。やっぱり専門スキルだな。

2017年1月28日土曜日

2016年末オリエンテーリングアドベントカレンダー企画の振り返り

2016年12月、Kouhei氏の発案によりオリエンテーリングに関するアドベントカレンダー企画が行われた。アドベントカレンダーとは?というようなことに関しては、当該サイトを見ていただきたいが、要はオリエンテーリングに関することを25人が1日に1つずつ記事を書いて公開していったというようなものである。。

オリエンテーリング関係者の閲覧は多く、企画としては当時盛り上がったと思うが、それ以後、将棋で言う感想戦のようなものが行われていないことが、個人的には物足りなく思っている。せっかく各執筆者が意図と熱意を持って記事を公開したのだから、それを今後のオリエンテーリング界の発展につなげるのが得策と思う。ということで、自分で振り返ってみたいと思う。


まずは、25記事を分類してみる。

■オリエンテーリング全体について
1.田中(基)氏:オリエンテーリングはなぜ面白いか
4.加藤氏:トロント(および、カナダ)オリエンテーリング事情
20.小泉(成)氏:オリエンテーリングのここが変
23.加納氏:MTBOからみえるオリエンテーリングの醍醐味

■競技について
9.宮西氏:月間走行距離50kmでもインカレ入賞する10の方法
12.佐野氏:日々のトレーニング(走ることのすゝめ)
13.三浦氏:アナリシスを書いて、オリエンテーリングに恋い焦がれる。 
15.和田氏:意地
18.尾崎氏:大事なレースを走るとき大切にしていること
21.築地氏:今年度インカレスプリントへの準備

■運営について
3.小泉(知)氏:練習会を開こう! ~10(8)回練習会責任者より~
17.結城氏:卒業後のインカレ(第1部:もう一つのインカレ、第2部:インカレ運営の記録、最後におまけ)
25.小柴氏:追憶 – TORTOISE NIGHT RELAY - 紙風船はたたくと膨らむ

■地図について
2.西村氏:地図調査って大変だよ。でも結構やりがいあるよ。
8.坂野氏:ストリートマップ作成と特色表示のすすめ 
19.中村氏:僕の地図調査史を振り返りながらGPSの話でもしようか

■大会サポート
6.石塚氏:【第1部】実行委員長インタビュー!:全日本リレー裏話~そばっちの真実?~ 【第2部】インタビュー広報のススメ
7.尾崎氏:インカレ動画ができるまで
10.的場氏:LapCenterほか、2016年の報告と2017年の予定

■個人史
11.今泉氏:リターンティアになるための十二章 〜いまオリエンに夢中の若きティアのみなさんへ〜
14.田中(圭)氏:私がオリエンを始めるまで・東大大会キャラクターレビュー
22.池氏:今にも落ちてきそうな空の下で。-この10年-
24.守屋氏:【大改造!!劇的ビフォーアフター】オリエンテーリングが私をここまで変えました☆

■その他、記録
5.匿名氏:追いコン練・会長練参加記録
16.田中(翔)氏:HHC2016 ~インカレロングエリート版~


分類したところで眺めてみると、結構色んなテーマでバランスよく書かれていたことがわかる。
それで、ここからどのように今後に活かしていくか、ということになるが、今日は記事の振り返りに時間をかけてしまって、執筆時間切れなのでここまで。

2017年個人的イベント予定

お久しぶりでございます。

結婚以来、ではなく2015年夏くらいから走行距離が激減している私。
一時はフルマラソンで3時間を切る走力を持っていましたが、今では3時間30分がやっとでしょう。

ですが、引っ越しも終わってそろそろ結婚関係のイベントも落ち着き、また電通問題の影響により会社にて残業規制が社長命令により強力に推し進められ、以前より早く帰れるようになりました。良いことです。
さらに、所属していた会社の部活が消滅し、これまで恩恵を受けていたマラソン大会参加費の補助が2月末申し込みを以ってなくなるということで、駆け込みでいくつか申し込みました。
それらについて、展望も併せて宣言しておこうと思います。


2/5 ロゲイン橘樹今昔物語リバイバル練習会
旧居に近い場所で行われるロゲとしては、国分寺、狛江、若葉台の次に近いのではないだろうか。川崎市でのロゲは何回かあったが、最も西側での開催。そして古地図なので、地形読みが基本。長時間運動の練習。

2/11 とりけもロゲ
ロゲイニング界隈では比較的有名と思われるチームとりけもさんによる第2回ロゲ。港北地区にて。第1回は真夏だったが、第2回は真冬というSな感じ。入賞は走力および参加者層的に厳しい感じがするが、今では地元なので、楽しみたいと思う。

2/19 青梅マラソン
2年前?に参加しようとしたが大雪で中止になってリベンジ参戦。高低差がある。楽しみたい。

3/4 OMO
第2回奥武蔵マウンテンオリエンテーリングの運営。越生にて開催。前泊します。計測担当予定。

3/11 JOAシンポジウム
都心で午後に開催、という以外詳細は覚えていないが、是非とも聞きに行きたい。

4/2 青梅高水山トレイルラン
これまで参加したことがない、歴史ある都心に比較的近い大会。どんなコースか全然知らないが、楽しんで走りたい。

5/21 野辺山ウルトラマラソン(71km)
体力減を勘案し、100kmは遠慮。最大の難所、馬越峠を回避。前泊キャンプおよびゴールでの温泉を楽しみにしたい。

6/4 奥武蔵ウルトラマラソン(78km)
去年から開催時期が前倒されて過酷度が下がった大会。だが高低差が激しいことには変わらない。自分が今年参加する中では最も完走が困難と思われるので、心してかかりたい。前泊とかどうやって会場に辿り着くか、全く考えていない。どこがいいのだろうか。

6/18 オリエンテーリング全日本大会
栃木にて。まだ要項も出ていないが、競技者登録の要らないクラスに参加予定ということにしておこうと思う。

6/25 スパトレイルKTK(38km)
草津旅行がてら、という心づもり。参加者による評価がとても良いらしいので、第1回以来の参加。リフレッシュしたい。


とりあえず、今のところは以上。
少し走力・体力を戻して、その後は維持できればいいかな、と思っています。来シーズンは最低1本はフルマラソン走ろう。記録確認のために。横浜と東京は絶対申し込む。湘南国際でも行ってみようかな。
ではでは。

ロゲイン橘樹今昔物語リバイバ

橘樹今昔物語リバイバル練習会

ロゲイン橘樹今昔物語リバイバル練習会

ロゲイン橘樹今昔物語リバイバル練習会ロゲイン橘樹今昔物語リバイバル練習会

ロゲイン橘樹今昔物語リバイバル練習会