2017年9月5日火曜日

脚悪し。だが粘走。 白山ジオトレイル3日目


まだ暗い中で起きる。まだ4時だから当然である。
もぞもぞと準備してご飯を食べ、相変わらずブリーフィングの最中も準備する。
今日は昨日にも増して最初だけトレイル、あとはずっと林道のコースである。長い上りは耐えるのみ。
昨日のレース終了後に出現し、風呂までの道中歩きでほぐそうとして全くほぐれなかった両膝裏の謎の痛み・赤みは変わっていないが、膝裏からハムストリングにかけて入念にキネシオテープを貼り、負担をかけないように進むことにする。

スタートしてすぐ、若岡さん、鹿野さんと並走する。ストックを使って進む鹿野さんと自分を尻目に脚のみでずんずん進む若岡さんはさすがである。水が流れて川状態になっているところで自分が前に出たが、その後の急な登りでしんどくなって道を譲った。

その後林道に上がったところのCPで水補給。しばらく進むと、なぜか若岡さんが後ろから迫ってきた。登り途中のトレイルで道を間違って林道を進んでしまったらしい。(地図を見なかったら何度も道を間違えるんだな~という感想。)若岡さんは先行していた鹿野さんを追って追いつき、そのまま並走して、脚の辛い自分を徐々に離していってしばらくすると見えなくなった。

緩く長い下りは飛ばさないまでも着実に走って下りきったが、すぐ後ろから後続ランナーが追ってきていた。CP2に入るところで若岡さん・鹿野さんとすれ違い3番手で到着するが、お参りと水浴びをしている間に後続2人と一緒になった。CPを出たところで3日間コースに出場の若月さんと一緒になるが、左へ曲がるところが分からずに、今大会唯一のミスコース(遠回り)をした。また、そのおかげで西川さん・久保田さんとすれ違い、「初めて走っているところ見ましたよ!」と言われた。

その後も分かりづらい車道が続いたが、採石場のようなところに入ってから長い登りが始まった。傾斜は緩いがひたすら砂利道が続く。その距離6km。オロロはいないが風景に乏しく、無心で歩き続けるのみだった。若月さんとは離されたり縮まったり。登りが終わるところで追いついたが、下りで自分は脚が痛くてスピードを出せず、若月さんにどんどん離されていった。下りも長くてCP3まで約5km。満足に走れない中でも着実に進んで奥地のCP3にたどり着いた。


水本さん、ミミさんから冷たい水の歓迎を受け、前半3日間最後のパートへ。少し登ったあと平坦な林道。対岸でCP3へ向かって下るオレンジ色の稲妻(橋本さん)や西川・久保田ペア、その他の人影が見えた。そして、平坦な道で走り続ける高坂さんに追い抜かれた。追いかける力はなかったので、応援しておいた。

その後しばらく進んでいると、前方に人影が見えた。高坂さんが歩いているのか?と思ったが、ペースダウンした若月さんだった。追いつけそうな人が見えると追いかける気力が湧き、下りを快調に走り出すことができた。若月さんに追いつき追い越し、スキー場に入ったところで高坂さんの後ろ姿を捉えた。しかし自分の足音に気づいた高坂さんが最後の力を振り絞って走り出し、結局追いつくことはできないままフィニッシュ!
終わりよければすべてよし、という程度に気分は晴れ晴れ、水浴びも存分にできて気持ちよかったが、レース中のアドレナリン放出が終わった後は膝裏が改めて痛み出し、温泉への往復ウォークは非常にゆっくりだった。
お風呂では若月さんに「負けず嫌い!(自分も高坂さんも)」との評をいただいた。

荷物をキャンプ地へ運んで3日間コース終了パーティ待機。羊の鳴く、のどかな時間だった。


パーティでは地元の郷土料理、ただし7日間コースの人には汁物(報恩講汁:きのこ類、大根、人参、堅豆腐の入った醤油味)のみ振る舞われた。美味しかった。











キャンプ地に戻ると雨。急遽、テントではなく体育館内の別室泊になった。
そして白山ステージのブリーフィング。チーム分け発表は緊張感漂う時間だった。

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